12/6
スイセン球根植え付け/カリンの実のお土産
【参加者】8名
今年最後の活動となる。 空気はぐんと冷えているが、日差しがあり身体を動かしていると、汗ばむほどの気候だ。前回に続いて、斜面に水仙の球根の植え付け作業だ。丘の脇に芽生え始めたスイセンの球根を不二人で掘り起こしている間に、斜面背は畔上に植え付けようの掘削を行い、追いかけるように数人で球根を植えてゆく。トングワでの掘り進みは、かなりハードな作業であり、植え付けに追われないように進めてゆく。
掘り起こされた球根は大きなバケツに三倍以上になった。半数以上は今回の作業で植え付けることができた。面積にすると100㎡はあろうか。掘り出した球根の根分け、植え付けたちの根っこの撤去、草枝の片付け、前の伐採した株からの方が芽欠き、などの作業を自然と分担して作業が進められ、おしゃべりしたり、作業に集中したり、良い連携の取れた楽しいひと時であった。
昨年、大量に主格できたユズは、今年は探しても見つけるほどにしか実らなかった。こんなこともあるのかなとは、山主の話。昼食には鹿肉の温かいスープが振るまわれた。 お土産は大量に収穫されたカリンの実。各自好きなだけ持ち帰ることにした。木古里さんのカリンレシピ付きで。 新年からも楽しみの丘をより実りある丘に導けるよう、みんなで作業を進めていきましょう。
11/2
スイセン球根植え付け作業
【参加者】7名
大雨の後遺症で交通機関が正常でなく、苦労しての参加者もあり。10月の予定日が台風の大荒れが予想され、今日に変更していた。 楽しみの丘はほぼ快晴、青空が体全体に染み込むような快適な気候だ。
昨年冬に続いて、スイセンの球根植え付け作業を中心に行う。 畔上に掘り進み、そこに球根を並べていく。砂利といろんな草の蔓と根と戦いながらの作業となる。あらかじめ草を除き、根を抜き、蔓を切る。 早春には美しい黄色い花が多数見られますようにと、心に念じながら。 一方では、伐採木を巻きにすべくチェーンソー作業も同時進行だ。
昼食には木古里さん自慢の、「牡丹鍋」をたっぷりいただく。 投下さの上の風船回し、皿回し、そしてあっと驚く手品までも登場。 心いくまで楽しませていただいた1日であった。
6/30
クヌギの萌芽の芽欠き作業/ワラビや蕗採り
【参加者】9名
天気予報は「曇り時々雨」でしたが、湿度は高いが雨は降らず比較的気温の上がらない1日となる。
メインはこれまで使っていたスチールパイプ製のハウスの骨組みの解体。 そして、これまで伐採していたクヌギ等の萌芽の芽欠き作業。巻き用意長さ40センチ程度に切りそろえる作業。登り道の階段付けなどを午前中に終わる。昼食には鹿肉のバーベキューをご馳走になる。
午後からは、1ヶ月半以来、その生えてきた大量のワラビ取り、蕗採り。たっぷりの収穫を持ち帰ることができた。
3/31
クヌギの榾木にシイタケ菌の植え付け
【参加者】7名
早春の丘での作業を行いました。まず、前回やり残したクヌギのホダ木にシイタケ金の菌うち、約1000コマ完了。
前回までに移植したスイセンが咲き始めました。この作業は今回はこれまでで、続きは今年の冬から再開します。今回は続いてこれまでに残した雑木の伐採と片付けを少し残してほぼ完了しました。
次回の上野村フォーラムではこの丘で参加者の皆さんにワラビ狩りを楽しんでもらいます。昼食時には高橋さん自慢の南京玉すだれの見事な芸をご披露。実に楽しいひと時でした。
3/9
シイタケ菌の植え付け作業/上野村シンポジウムの参加
【参加者】9名
うららかな早春日和。クヌギの伐採材をホダ木に、シイタケ菌の植え付け。バッテリー式のドリルで作業にかかったが、電力がすぐに弱ってしまい作業がはかどらず。次回隣家より電源をお借りして電動ドリルを使用して再度行うこととする。
雑木林の伐採片付けを中心に・ユズの収穫、スイセンの植え付けなどを行う。午後4時過ぎに終了。午後には、上野村シンポジウムが開催されて、会からは3人が上野小学校へ向かう。内山先生の基調講演もあり100人弱の参加者で活気あるものとなっていた。
2/9
スイセン球根の植え付け作業/ホダ木作り
【参加者】9名
日差しは暖かいが、日が陰るとぐっと冷え込む気候だ。 スイセンの植え付けの続き。および桐の木とクヌギの伐倒。
クヌギを切ってシイタケ用のホダ木を作る。
12/22
クヌギの伐採、ユズ収穫
【参加者】7名/
11/23
クヌギの伐採、ユズ収穫
【参加者】7名/曇り時々雨
10/7、8
赤城撤収終了
【参加者】10名(うち1名特別応援)
2日かがりで、赤城撤収の目的は果たすことができました。 赤城再開の一縷の望みを抱きつつ、赤城フォーラムの森とはお別れしてきました。 今後赤城の森に入る場合は、その都度理由書を付け入林届けを出す必要があります。 撤収した荷物は、今後活動地とする予定の神流町の木古里の近くの空き家に預けさせていただきました。 新しい活動場所に望みを託して。
9/30
撤収作業
【参加者】9名
7/22
散策/森の哲学塾
【参加者】16名
前橋、赤城地方は40℃近くの猛暑が伝えられる中、森の中は比較的涼しかった。多くの木々の日陰のもと照り返しはなく、時々吹くそよ風は心地よかっt。そのような森の中で先生の講演を伺った。今回は日本の森林文化がどのように受け止められ、重要性を増しているか、海外の話など交えられてお話しいただきとても興味深く拝聴した。
6/30
散策、整備など/倒れたイヌザクラによせて
【参加者】12名
前日に梅雨明け宣言
素晴らしい青空の緑深くなった森を楽しんでいると突然「特許許可局…特許許可局…ホトトケサ…ホトトギス」すぐ近くでホトトギスが鳴きました。
この森に入るたびに新しいことに出くわすのですが、恐れ知らずのホトトギスには皆で驚きました。
もう1つの喜びは、倒れたイヌザクラからたくさんの新しい枝が空に向かって伸びていたことです。
ホウノキの大木を守って倒れたイヌザクラは皆に見守られて育った美しい木でした。 倒れた木、枯れたまま立ち続ける木、ぼろぼろになった枯れ木、それらを眺めることで生命について、思いを巡らせることができます。
都会には色々な森が作られていますが、枯れ木や倒木は見られません。全て片付けられてしまう。これらが見られるのも私たちの森の素晴らしさではないでしょうか。
この森を引き継ぐ方々に、どうか、森を片付けすぎないようお願いします。
立ったまま朽ちていくカスミザクラ、倒れても枝を出すイヌザクラ、それらに思いを寄せられるもは19年間、この森を見せていただけたからです。
1本1本ちゃんと見せてもらえたからかもしれません。
奇跡のイヌザクラの今後が楽しみになりました。
5/28
散策、整備など/力作の丸太椅子
【参加者】10名
緑が色濃く染まり始め、心地よい森歩きが楽しめたようです。と言っても、昨年の11月以来約半年ぶりだと、森の荒れ方もかなり目についてくる。
フォーラムの守への路は、イノシシとシカの闊歩後か、耕されたかのごとくになり、側に敷き並べた丸太は、ほとんど乱雑になってしまっています。
草も木も目立ったものはほとんどなく、イボタノキの白い花、マムシグサの紫の花、緑の花が、そしてフタリシズカの花がそこかしこにみられた程度でしょうか。南側境界近くのエビネが、株ごとに4株ほどまとめて移植されていた。森林管理所の配慮と思われます。今後、この森を代表する草花になるでしょう。
散策路の側木を多少直し、倒木、枯損木の片付けを行う。 昨年のカラマツのそう僕を利用して、背もたれ付きの丸椅子を試しに形作ってみました。’一部を持ち帰って、仕上げてみようという試みです。
森のそこここにはえるサンショウは柔らかな実を捻らせており、その収穫は今回1番の楽しみだったかもしれません。皆さんの手料理、次回楽しめますかね。休憩場付近と丸太プランターの中のクモキリソウが元気よく芽生え始めていました。これも次回が楽しみです。
4/15
散策、整備/20年目の赤城
【参加者】6名
土砂降りに強風、大荒れの東京を出発。鉄道の乱れなど案じて参加は予定の半分の6名。 ひどい嵐も埼玉に入ったら青空がのぞきはしめて、4月15日は暦では「虹始見」…虹、あじめてあらわる… 途中のサクラも農産物のサクラも終わっていましたが…虹が出るには少し気温が足りません。
森に入った途端に道がスーッと見事に掘り返され、イノシシの仕業と思われました。木の根のない道に狙いをつけたようです。とても歩けないくらいに深く掘られています。周りの植物もすっかり食べられ、草や灌木が減り、見通しがきき、森が変わってきたのが感じられました。 青い空にグレーの雲が走り、木々の新緑の美しさ!!いつものように枯れたカスミザクラの大木に会いに行きました。太い枝はコケでびっしり覆われ、水気を得て神々しく輝いていました。風通しが良くなった森で、まだ頑張って立っていて、まだまだと勇気を与えてくれています。6ヶ月ぶりの赤城、道をおおおう枯れ木を退け、道を踏み固めてきました。下の森のカラマツ伐採は気に巻かれた印付が少し目立ったくらいで作業は進んでいません。
元々、売るために植えられたカラマツ…いよいよお金に変えられる時がきたのですが、、この森の区画毎にNo.1の高さを独占しているカラマツたちが全て刈られたらNo.2,No.3のミズキ、イヌザクラなどの運命はどうなるのか…それらはずっとNo.1に風よけを任せて、もっぱら太陽を求めて、根ではなく上に伸びるために投資してきたので、No.3に取って代わることはないというのが通説です。大風などで、たまにNo.1が倒れても、1、2本でしょうから小さいギャップができる程度です。しかし大規模な択伐で一斉に無くなった時に、どうなるのか、ますますフォーラムの森への風当たりが強くなり、フォーラムの森は草原になるのではないか、案じられます。
11/19
散策、整備など
【参加者】10名/
10/15
散策、整備など/ムラサキシキブの実、ガマズミの赤い実
【参加者】7名/曇り時々雨
朱赤の実をつけた柿の木・山を上がっていく霞・明るい緑を取り戻してゆく里。敷島駅が近づく車窓から見て期待していたのに…
また、雨足が強くなる。けれど森の中の雨は優しく強弱はいろいろ変化する。森の生き物たちの足跡も大小いろいろ。急に強烈な獣臭の箇所!近くで息を殺して伺っているのは誰かな?
倒木で塞がれた道には鋸と鉈の出番。森に通っていますよ、との証に。嵐があったのかあちこち木々が倒れたり散らばったり、荒れている。倒れかかってきた木の下でムラサキシキブが綺麗な実をつけていた。
ブルーシートの下でのランチに差し入れは、旬の美味しい赤城産りんごと自宅産の甘い冷凍柿。やっぱりお湯を沸かして温かいコーヒーとお茶で温まる。
ぐるりには霞の中に立ち木がぼんやり並び…幽玄…墨絵の世界…映画のワンシーンのなかにいるよう!
チェーンソーが使えないのでまた鉈と鋸で枯れ木を切り倒す。手入れはほとんどできなかったけれど、今回は、見事なたくさんの赤い実のガマズミが出迎えてくれた森の観察日。
2〜3メートルは霞?霧?の中を下り、敷島温泉へ!有志3名、ゆったり心身共に癒されて帰途へ。次の赤城を楽しみに…。
7/9
散策/森の哲学塾
【参加者】16名
6/24
散策、整備など/草木の観察、サルナシの花
【参加者】16名
梅雨の晴れ間に16人が赤城の森活動に集まった。
森の散策と、散策の道整備。道の整備は道の側木敷き並べと歩行部分の草刈りが中心だ。伐倒木や枯損木を並べやすい長さに切り、既存のなくなりかけた部分になぞって置いていく作業だ。同時に森の草木の観察にも気を配って進めると、今回初めてでは無いかと思われる花に出会った。前から気になって保護していたかなりの古株のサルナシがいくつもの花を咲かせていた。独特のささくれ立った太い蔓と白い清楚な花。そのコントラストがなんとも良い。
木の花としては峠を越したガマズミの花ぐらいだ。チョウジザクラのサクランボやミヤマウグイスカズラの実が口の中で甘みを発揮している。サンショウはまだ時期が早いのか実は例年より少なめだ。サワフタギ・キブシは緑色の実をつけて色づきを待っている。丸太のプランターに植えられた、クモキリソウが元気に花芽を立ち上げている。
今回から、昼食時の煮炊き、湯沸かしをやめて、稲荷、のり巻き、おこわなどの分配と野菜、果実とした。森での火器の使用の自粛を考え、お湯など温かいものは各自持参することにして、しばらく実践して見ることとした。
5/14
散策、整備など/草木の観察
【参加者】12名
今年初めての赤城行きは日帰りで実施された。
はじめやや時雨れていたが昼過ぎからは薄日もでた。
この日までの最低気温は−12℃。
11月以来であるため、一通り歩いて森全体の確認に重点を置く。森を彩るヤマツツジの盛りはもう少しだか、うっすらと霞がたなびく森全体を明るく染めている。
森の入り口の2つのトイレが撤去され、隣接の伐採地と親しみの森との境界にはネットフェンスが貼られて、これはシカ対策と見られることから今年中に地拵えと一部植林がされるのだろう。樹種はスギかヒノキか、広葉樹か。心配された海老根の群生地はなんとか親しみの森に残され、例年より多くのヒトリシズカはネットの下を含め多くの姿が見られた。イカリソウの群生地はほとんどがフェンスの外になってしまい、今はその姿は見られない。
こうして森林フォーラムの森は左右をネットフェンスで挟まれたことになって、林道側と赤城山連峰側がかろうじて連続性を保っていることになる。動物たち(シカ・イノシシ・カモシカ・テン・ノウサギなど)の暮らしはどうなるのだろう。
足元にサクラスミレ、マムシグサ、ジュウニヒトエが見られ、サンショ・サワフタギ・ズミの花が咲き、よくみると目立ったのが、ウワミズザクラとイヌザクラだ。その違いをじっくり観察できた。
倒木、枯損木があまり目立たなかったのでホッとしている。
次回からの活動に夢を馳せて、山を降りる。
11/19~20
散策、整備など
【参加者】9名【天候】
2016年の最後の赤城の森だ。この日の気温は14℃。先月からの最高気温21℃、最低気温-4℃。
穏やかな秋晴れ、遠く榛名山、谷川連峰、赤城鈴ヶ岳の稜線がくっきりと美しい。
休憩所のすぐ近くまでリス(ニホンリスと思われる)が姿を見せ、周辺の木々を登ったり降りたりする姿を見せてくれた。これまで、切り株の上のエビフライなどでその存在は確認されていたが、初めて目にすることができた。作業は枯損木の伐倒と片付けを行い、散策路の側板に利用する。枯損木、倒木が多く見られ今後はその片付けに力を注ぎたいと思いつつ、らい人の活動にしばし思いを巡らす。
隣地のカラマツ丸太から30㎜厚程度の板を切り出し、飾り板として利用すべく持ち帰る。全体に広葉樹の色づきが進み、落ち葉の堆積が見られた。
ガマズミが葉を落として赤い実を目立たせていた。先月に続いて同じ木がヤマツツジの花を咲かせていた。
4〜5年前に、大きな太い枝を自ら落としたカスミザクラは枯れてしまったが、その雄姿は今も残っている。今年の締めくくりとして写真に記憶をとどめることにする。
10/30
自然観察/森の哲学塾
【参加者】21名【天候】好天
日帰り。秋の盛りの時期の好天に恵まれ心地よい森の空気にあふれていた。森の哲学塾では講演後の意見交換は各人それぞれの思いを語り、和やかなうちにも有意義なひと時であった。
森は秋の気配を深めつつも、未だ緑に溢れており、森を彩る木の実もその緑に隠れがちであった。
ガマズミの赤、ムラサキシキブの紫、サワフタギの青は目立たないが、鮮やかに目立つピンクが目に入った。何んとヤマツツジである。季節の不規則さが狂い咲きを起こしたに違いない。
森の外回りに目をやれば、赤城山の鈴ヶ岳や遠く谷川連峰はクッキリと稜線を見せており、北側伐採地に植えられたヒノキは順調に生育しているようである。この冬までに皆伐状態された南隣りはどうするのか気になるところだ。
自然観察しながら散策したり、倒木活用の散策の道の補修にも少し手を加えてみた。
8/6~7
倒木、枯損木片付け/丸太プランターの寄せ植え
【参加者】12名【天候】良
日曜日の日帰り活動とする。
気温は24℃。前回からの最高気温26℃、最低気温12℃。
東京近郊は35℃日がづく猛暑になっているが、森の中はさすがに過ごしやすく、時折吹き抜ける風も心地よい。
8月は久しぶりになるので、新鮮な気持ちで森に入る。時折シカの鳴き声が遠くに聞こえ出会えるのを楽しみに歩を進めた。登りはかろうじてその気配を感じるだけであったが、帰り道子鹿と思しき姿を見ることができた。今回森全体にやや獣の匂いを感じさせられたが、奥へ進むにつれかすかに香る良い香りに気づく。雑木林で香るヤマユリの香りに似た香り。そう、クサギの花の香りだ。注意深く見ていくとあちこちに白い花が咲き誇っている。そして今回の一番の見ものは、休憩所近くの梢近くでひときわ赤みを目立たせている何かだ。双眼鏡で確かめると、それはウワミズザクラの実だ。手の届くあたりはまだ緑色で葉に隠されている頭上高く、真っ赤なもの、黄色味を帯びているものが実に鮮やかな色合いを見せている。東京近郊の雑木林では花は咲くがこれほどたくさんの実をつけたものは見ることはなかった。
前回丸太で作ったプランターにクモキリソウを植えて帰ったが、虫に食われて当初の葉と花は無くなってしまったが、新しい若葉が10㎝ほどに伸びて元気であった。今回それに加えてもう1つ、一段低く作りたした。付近の草草を寄せ植えしておいた。
作業としては、倒木・枯損木の片付けと、クリタマバチに占領され始めたクリノキ3本を伐倒し片付ける。
足元にはここかしこにタマゴダケの鮮やかな赤が目立っていた。
6/25~26
倒木・枯損木片付け/丸太プランター完成
【参加者】13名【天候】曇り
初日、雨の心配があり、到着と同時に全員でブルーシートを貼り降雨に備える。北海道視察研修の旅の打ち合わせを企画スタッフで行う。特に中日の大雪森林状況の視察に関して話し合い、ほぼ全員の同意を得る。
コーヒーブレイクの準備をするもの、昼食の段取りをするもの、そして森の観察の歩みを進めるものなど思い思いの行動とする。どうも今日のメインはサンショウの実を摘む作業となったようだ。観察や作業ついでについついサンショウに目が向いてしまう。
この時期花はあまり見られない。森へと向かう途中のサワギクの黄色い花、休憩所近くに囲ったクモキリソウの黄緑の花が目を惹く程度か。隣接するヒノキの植林地のフェンス越しにチダケサシの白い穂状の花、赤紫のシモツケの花が目立っている。カラマツが疎らに残るだけで、ほとんど皆伐になっている南側の隣接地は尾根まで進むと、何んという心地の良さ。180度のパノラマで榛名山・子持山・谷川連峰・上州武尊山と連なりシルエットのようにくっきり浮かび、爽やかな風が吹き上げてくる。
作業は倒木・枯損木の伐採片付け。希少植物・ヒトリシズカの保護。丸太プランターの試作などを行う。
二日目、宿泊者が6名だが、この日は初参加者を含め日帰り8名。合わせて14名となる。二日間で27名はフォーラムの森に関わって以来最多であろう。
この日の気温は18℃、最高25℃、最低8℃を記録していた。昨日張ったブルーシートをまず取りはずす。昨日に増して心地よさを感じながら、初参加者を中心に森の散策。やはり人気のサンショウ採り。それぞれ満足のいく収穫だったようだ。チョウジザクラのサクランボは美味であったし、ミヤマウグイスカズラの実の優しい甘みも味わうことができた。
作業はほぼ前日と同じであったが、丸太のプランターを完成させ、クモキリソウを植え込み、黒字の板に白文字で草名板をつける。 キビタキのさえずりを聞きながらごろ寝を楽しむこともできたし、ホトトギスもあちこちで存在を主張していた。
森の登り降りで、何度となく鹿に出会えた。子鹿が2頭でじゃれあっている場面もはっきり確認できたし散策の足元から逃げ出し、遥か100m以上も疾走する姿を見ることもできた。大変ラッキーな日だった。
5/14~15
散策、整備など
【参加者】10名【天候】
4/17
森の散策/旅の報告と意見交換
【参加者】12名【天候】曇りのち雨のち晴れ
日帰り。最初雨は降っていなかったが休憩所に雨除けのブルーシートを張る。貼り終わる頃から雨がぱらつき始め1時ごろまで雨となる。コーヒータイムに北海道研修の旅の報告と意見交換、そして情報交換などフォーラムサロン開催にちょうど良い時間となった。いつもの昼食の準備をして歓談しながら昼食を終える頃、雨が上がり始め青空が広がる。到着時12℃だった気温が、午後3時には20℃に。
森はやっと新芽が芽吹き始める時期になってきていた。隣地の伐採が進多こともあり、森全体が明るく、見通しのきく広がりを見せていた。コブシが満開、チョウジザクラともう1つの大木のサクラも盛りを見せていた。タチツボスミレ、サクラスミレが見られ、キブシも目立つ。ダンコウバイの花は終わりを迎えていた。 昨年、伐採地で保護の目印を立てたエビネはなんとかもちこたえている。ミズキの大径木が伐採された切り株から大量の樹液が流れだし、オレンジ色に染まっているのが目立った。
伐採されたミズキの5㎝程度の枝の表面の皮が削り取られているのも目についた。おそらく鹿のなせる技と思われる。休憩所の水場にカラの仲間が数種類降り立ったとのことだ。ワニの休憩所の上にテンのものと思われる糞を発見。鹿の糞は通路に沿って大量に見られる。カナヘビの姿を見る。冬眠はもう終わったのだ。
来月からの本格活動に思いを馳せ山を下りた。